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第7.5回 「真紀子の部屋」 ゲスト:makki(正則学園英語科教員)

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ルールル ルルル ルールル ルルル ルールールールールールルー♪
ルールル ルルル ルールル ルルル ルールールールールルッルー♪
ラーララ ラララ ラーララ ラララ ラーラーラーラーラー♪
ラララ ラーラーラーラーラーララー ラー ラーラーラー♪

真紀子の部屋

真「皆さんこんにちは。本日のお客様、makki先生です。makki先生は2回目のご出演です。」
m「よろしくお願いします。」
真「今日はmakki先生が担任をなさっているクラスのことについて伺いますけれども。」
m「はい、お願いします。」
真「makki先生のクラスはどんなクラスなの?」
m「端的に表すなら、『元気なクラス』ですかねぇ。」
真「クラスTシャツ作りたいという生徒がいるって話じゃない。」
m「そうですね。特にこちらからは何も言っていないのですが、ある日生徒から『先生、Tシャツ作りたいですけど』って言ってパソコンで作った大層な企画書まで持ってきました。クラス内で予めアンケート取ったり、Tシャツ作成会社まで調べたりもしていましたね。そこまで熱意があるなら、ということで、『学年主任の先生にも話してごらんなさい』と言ったらちゃんと許可もらってきて。それなら私も、ということで動き始めました。9月からは本格的に動きたいと思います。」
真「それはすごいことね。」
m「はい。私自身の教育方針として、生徒たちの自発性をなるべく尊重してあげたい、というのがありまして。もちろん、方向性に問題があれば止めたり注意したりすることはありますが…。生徒たち自らが考えて成しえたことは、こちらがお膳立てして完成させたことよりもずっと意味があるように思えるのです。それがたとえそれほど完成度が高くなくても、です。」
m「この話を生徒たちにしたことは一度もないのですが、話さなくても生徒たちはそれを感じ取って、いいものを作ろうとするのですよね。それがすごいな、と思います。」
m「それを見るのも成長が感じられるところなので、これは教師冥利に尽きるな、と思っています。」
m「男の子同士なのでどうしても意見のぶつかり合いがあったりすることもありますが、なんだかんだまとまりが半年で出てきたのかな?とは思います。担任の色眼鏡かもしれませんけどね。」
真「楽しそうね。」
m「はい、お陰様で。まあ、担任のオヤジギャグには冷ややかな目で見てきますが(笑)。」
m「コロナ禍で窮屈な思いはしているとは思いますが、そんな中でも楽しめることを見つけていこうとする力はあるのかな、と思いますね。」
真「あら、それはすごいわね。」
m「文化祭の代替イベントとして映像作品コンテストが行われますが、そういったイベントにも全力で取り組んでくれるのではないかと思っています。何も言わなくても。…多分。」
真「担任は縁の下の力持ちだからね。」
m「そうですね。生徒たちが主役ですから。可能な限り支えてあげたいと思います。」
真「私も作品は見させてもらいますね。」
m「ありがとうございます。温かい目で見てやってください(笑)。」
真「本日のお客様、makki先生でした。どうもありがとうございました。」
m「ありがとうございました。」

※本作品はフィクションですが、登場人物のゲストは実在の人物と一切関係がないとも言い切れません。(一人芝居ってわかっていながら書くのもアレですね…(苦笑)。)

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