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こんにちは!
正則学園高校2年のM.Tです。(お先に簡単な自己紹介を…。)
私は高校生ながら、青少年赤十字(JRC)に所属しています。
このJRCを通じて、正則学園高校では「クリーンアップ清掃」という活動を毎年行っており、神田錦町周辺の清掃活動をしています。
他にも、SDGsの活動(ペットボトルキャップの回収)をしたり、児童虐待防止のサポーターとしての活動(オレンジリボン)など、様々な活動に参加しています!
そんな私M.Tが16歳の時から行っているのが「献血」です。
献血って聞くと「痛そう」とか「針が怖い」などの声を聞きますが、その真相をみなさまにお伝えしたいと思います。
(正則学園は去年の10月に献血ルームで取材を行っていますので、よければコチラもご覧ください。)
献血ってなに?
まず献血についてお話したいと思います。
「献血」とは、病気やケガで輸血を必要とする患者さん達に無償で血液を提供し、助け合うことです。
病気やケガによって大量の血液を失ってしまうと、健康を害したり、時には命の危険に直面することがあります。
ドラマなどでもよく見る血液の入ったパック分かりますか?
これはまさに献血による血液パックです。
当たり前のように存在している血液パックですが、実は献血という活動がなければ、存在していたかどうかも分かりません。
献血の種類と年齢
献血は主に2つの方法から選ぶことが出来ます。
1つ目は「全血献血」です。
全血献血は血液中の全ての成分を採血することです。
これが献血としては一般的ですね。
献血量は、200mLまたは400mLを選択できます。
大量出血や救急搬送されてきた患者さ達への輸血、あるいは定期的な治療で輸血の必要な患者さん達に使用されます。
200mLは16歳〜、400mLは男性17歳〜69歳・女性18歳~69歳まで協力することができます。(ただし、65歳以上の方は健康を考慮し、60歳~64歳の間に献血経験がある方に限ります。)
採血時間は5分〜10分くらいです。
2つ目は「成分献血」です。
成分献血は血小板や血漿などの成分だけを採血し、回復に時間のかかる赤血球を体内へ戻す方法です。
18歳〜69歳まで行うことができます。(ただし、65歳以上の方は健康を考慮し、60歳~64歳の間に献血経験がある方に限ります。また、血小板献血に関しては、女性は54歳までに限ります。)
採血時間は40分〜90分と長めです。
よく街中でも見るような献血は基本的には「全血献血」ですね。もちろん、私M.Tもまだ18歳未満なので「全血献血」しか経験がありません。
献血の手順
次に献血の手順についてお話したいと思います。
1.予約を行う
献血カードがあると予約なしでもすぐに出来る。
2.シーフテストを行う
シーフテストとは肩に手を置いて痺れや痛みがないかどうかを確認するものです。その日の腕の状態をチェックしています。
これで手が痺れると、その日は献血を受けることができません。
3.質問の回答
その日の健康状態や既往歴等を質問されるので答えます。
ここでも、健康状態がよくない場合は受けられなくなります。
前日にお薬を飲んでいる方も受けることができません。
4.血圧測定
脈拍と血圧が基準値内にいるかを血圧計で測定をします。
5.問診
6.事前検査
採血とは別の腕または指先から血液を採り、血液型(初回のみ)とその日の血液の状態を調べます。
7.採血
基本的にベッドに横になります。テレビが付いていますし、携帯電話も触れます。
ちなみに、採血中にジュースも飲めます。
8.休憩
血を抜いた後ですから、もちろん休憩が必要になります。(15分程度)
飲み物やお菓子を食べながら休憩をします。
このお菓子や飲み物の種類は献血会場によって多少異なりますが、無料でいただけます!(無料の自販機があったりする会場もあります!)
ちなみに、私がもらったものの中では、豚汁やアイスのレディーボーデン、チーズおかきなど、いろいろあります。
9.献血カードの受け取り
最後に献血カードを受け取り、終了です。
※献血によってウイルス感染することはありません。
また200mL・400mLにおける「事前検査」は、多くの献血ルーム・献血バスで指先から採っています。理由は、比較的痛みが少なく簡単に検査ができるからです。
採血後の血液はどうなるの?
採血された血液は、血液センターと呼ばれる施設で検査をしています。検査と並行して輸血用血液製剤に調整され、冷蔵庫や冷凍庫などに保管されます。
全血製剤および赤血球製剤の場合は、有効期間が21日間。血漿製剤が1年間、血小板製剤が4日間です。
意外と短いですよね。だからこそ、定期的に献血活動が行われているんですよね。
献血って痛いの?
結局のところ、「献血って痛いの?」と思う人もいるかと思うのでお答えします。
想像がつくと思いますが、痛みはその人によって変わると思います。
「痛いなぁ」って思う人もいれば「痛くない」と思う人もいるので個人差はあると思います。
採血するための針は通常より太いのでそれで痛いと感じてしまう人もいるかと思います。
大人の方々でしたら、健康診断での採血を思い出していただければ分かりやすいかなと思います。
ちなみに私は採血よりも事前検査のほうが怖いと感じてしまいます。この検査は針をバネの力で打つのでそのバネの音が怖いです。
また採血時は自分の血液を見てしまうことがあるため、気持ちが悪いと感じてしまう人もいます。
最後に
献血について少しは知ることができたでしょうか?
「なぜ献血について伝えたかったのか?」というと、献血をマイナスイメージを持っている人も多く、さらに少子高齢化の影響で献血をする人が減ってきているからです。
コロナ禍になる前までは若者も献血をしていたのですが、感染拡大の影響で
「献血をすると感染してしまうのではないか?」という声もあって若者たちの献血の意欲が減ってしまったということも事実です。
このままでは輸血ための血液がなくなったり、血漿分画製剤(血液から作られる薬)が作れなくなってしまいます。
もちろん、今も輸血を待っている人がいます。
この輸血ができないと、出産時に小さな命が奪われてしまうことや母親の命が亡くなってしまうこともあります。
そんな悲しい思いをしないようにさせないようにするために献血は必要です。
ぜひ、献血ルームへ行ってみましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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