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男子高校生がエモい写真を撮る!?

 こんにちは! 正則学園高校です。

 2020年度のpupa活動の第2弾!9月29日に「エモい写真を撮ろう」のワークショップを行っていただきました!!

 男子校で「エモい」はやめろ~、せめて「ばえる」にしてくれ~と
教頭先生が訴えています!!笑 (もうやっちゃったもん笑笑)

 そもそもみなさん、「エモい」というワードをご存知でしょうか。

 私自身、知ってはいましたが、正直使う機会がありませんでした。笑

 「エモい」とは、Wikipediaによりますと、

英語の「emotional(エモーショナル)」を由来とした、「感情が動かされた状態」「感情が高まって強く訴えかける心の動き」などを意味する日本のスラング(俗語)、および若者言葉である。

となっています。

 つまり、感情が動かされるような、いわゆる「おぉぉ...!!これは良い写真だ...!!」というような感情を呼び起こすような写真を撮ろう!という内容です!

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 近年、SNSなどの普及により、特にinstagramやTwitterなどでの撮った写真の投稿、また、「バズる」写真や「エモい」写真の需要は高まっているのではないでしょうか?

 「こんな美味しいモノを食べました!!」であったり、「こんな美しい景色のある場所に行ってきました!」であったり、「〇〇に旅行に行ってきました!」など、様々なシーンで情報の共有のツールの1つとして「写真」というものが使われていることが多くなってきていると思われます。

 そこで、正則学園のpupaの活動にご協力いただいているミテモ株式会社さんよりご紹介いただき、現在デザイナー兼カメラマンとしてご活躍されている望月 野乃花さんに来ていただき、ワークショップを行っていただきました。

ワークショップの流れ

1.写真の撮り方レクチャー
2.グループで、実際に学校内のさまざまな場所やモノを撮ってみる
3.シェアしたい写真を数枚決めて共有
4.望月さんに写真のレビューをしていただく
5.再度撮影する
6.再度共有する
7.再度レビューをしていただく
8.写真の加工の仕方をレクチャーしていただく
9.最終発表会

1.写真の撮り方レクチャー

 最初のレクチャーでは、実際に望月さんが撮影された写真も見ながら、写真の切り取り方について伝授いただきました。

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 一番大切なことは、撮影者の「キレイ!カッコイイ!スキ!」という気持ちだそうです!

 つまり、どのような切り取り方をすると「エモい」と思える写真を撮ることが出来るのか。

上から撮る?下から撮る?近づいて撮る?遠ざかってみて撮る?

 さまざまな角度、位置から何枚も、何十枚も、場合によっては何百枚も撮ってその中から1枚でも良い写真を見つける....

 そのためにも、ワーク中は「ズーム機能」はできれば利用しないというルールの元、写真撮影を行いました。

 たしかにそうですよね、プロのカメラマンもズームを使うことはあるとは思いますが、すごく色々な角度、位置から写真を何枚も何枚も撮っているなというイメージがあります。みなさんはいかがでしょうか??

 このような内容のレクチャーをしていただいた後、生徒&教員でそれぞれグループを作り、実際に学校内にあるモノや場所など、気になってものを制限時間内にたくさん撮ってくるというワークを行いました!

2~4.実際に写真撮影→共有する→レビュー

 教員、生徒ともどもだと思いますが、実際にあちこち学校内を回ってみると普段過ごしている学校でも違う見え方があるなと写真を撮っていて感じました...。
 また、実際にそれぞれ撮影してきた写真を見てみると、自分が思ってもみなかった角度から、また場所やモノを撮影してきた生徒が多く、驚きました...!!

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 みんなが撮ってきた様々な写真をスクリーンに映しながら、望月さんに「このように撮ると写真の意図がもっと伝わるかも」というようなレビューをいただきながら、どのように写真を撮ると撮影者の気持ちが伝わりやすいのか?ということも改めて学びながら共有を行っていました!

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5~7.再度撮影~再度レビュー

 1回目を踏まえて再度、校内で写真撮影、共有、及びレビューの流れで行いました。
 生徒の飲み込みが早いですね、素人の私ら教師から見ても、明らかに1回目と比べて写真の撮り方に工夫や成長を感じました。

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 望月さんからも好評をいただいている生徒もたくさん見られました!

 さらにここから...

 映える写真、「エモい」写真を撮り、さらにその撮影者の意図を伝えるために用いるツールとして、その後、写真の加工についてのレクチャーをしていただきました。

8~9.写真の加工+最終発表!

 今や写真の加工アプリというと、数えきれないほどありますよね。アプリだけでなく、スマートフォンの機能としてあったりもするくらいですしね。知人の女性に聞いた話ですが、特に10~20代の女性だと「盛れる」写真を撮るために加工は必須という声も多いようです。

 今回この「Lightroom」というアプリを使用して写真を加工するにあたって、たしかに「映える」「エモい」写真を撮るためにという理由もありますが、「撮った写真で何を伝えたいのか」「伝えたい箇所をより伝えやすくするために」という観点で加工していきました。

 プロファイルや明瞭度、かすみ除去など様々な機能がどういった加工性能を持っているのか伝授していただき、「エモい」写真をより「エモい」モノにするために、生徒・教員ともども試行錯誤し、また楽しみながら編集を行っていました。

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同じ写真でも、加工することでより一層見え方が変わり、いわゆる「エモい」写真に一歩、また一歩と近づいたように感じました!

最後に

 私自身も、写真や加工の魅力にハマってしまい、一眼レフカメラが欲しくなったり、今までスマートフォンで撮影した画像を加工してみたりなど、正直今まで写真に対して特別な感情を持ったことはなかったですが、とても魅力を感じました!!

 そういった生徒もちらほらいるようで、いまだに「写真楽しかった!」というような声も聞こえます!

 「メディア」の一部であり、また視覚的には大部分を司るといっても過言ではない「写真」。普通知ることのないような違った見方ができ、とても楽しかったです!

 写真の魅力や、撮り方を知ることで興味を持ち、その道のプロになるなんてことにもなれたらとても面白いですよね。

 そんな体験を高校生のうちにできるなんて、うらやましい限りです。我々教員も体験したわけですけれども。笑

 ご協力いただいた望月さん、ミテモ株式会社様、クスール株式会社様、ありがとうございました!今後とも、pupaおよび正則学園をよろしくお願い致します。
               終わり。








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