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Aのギモン ~台風ってナニ?編~


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ここ数日、台風14号の動向に日本列島が注目している。
今回はUターンコースをとったので、日本列島に上陸することはなかったのだけど、台風の進路に入った島々もあったし、そうでなくても、台風に刺激された前線の影響で土砂崩れが起きるなど、今回もまた多くの被害が出てしまったようだ。

台風って凄すぎる。
いってみれば雲が通過しただけなのに、何千年も根を張り葉を茂らせていた巨木が倒れたり、家が飲み込まれるほどの土砂が崩れたり、すごい威力を発揮する。自然の脅威は計り知れない。
日本にいる限り台風はまたやってくるだろう。敵を知らずして、、、であれば、また台風がやってきた時、自分の身も守れない。まずは台風のことを知ってみよう!

台風とは一体何なのだろう?
お天気ニュースを眺めている限りでは、台風は大きな渦巻状の雲で、太平洋の上でいつもカーブして日本に近づいて来たり、大陸の方に抜けて行ったり。近づいてくるとすごい風が吹いて、そして、雲の下では激しく雨が降る。

・・・嵐を呼ぶ雲だということはわかるのだけど・・・

気象用語で調べてみると、気象庁のHPには、

台風とは熱帯や亜熱帯の海上で発生する低気圧を「熱帯低気圧」と呼び、このうち北西大平洋または南シナ海に存在して、なおかつ低気圧域内の最大風速がおよそ17m/s以上のものを「台風」と呼ぶ(一部改変)

と書いてある。

なるほど、簡単にいえば、日本から南下した辺りの、赤道に近くて気温の高い地方でできた低気圧の中で、強い風が吹くものを台風っていうんだね。
おなじ強い風が吹く低気圧でも、できた場所が違うと、ハリケーンって呼ばれたり、サイクロンって呼ばれたりするんだね。

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でも強い風、風速17m/sってどのくらい強いのかな?
1秒間に17mってことだから、1時間に直すと、1時間=3600秒だから、17に3600をかけて、61200メートル。キロに直すと、1000で割って61.2キロ。
えー?時速に直すと61.2km/h ?

もちろん空気の動きだから、時速60キロの車と衝突するのとは違うけど、風に向かって歩けないくらいの風になるようだ。スゴい速さだなぁ。
でも、この前の台風10号の時は、最大瞬間風速85m/sの予報が出たぞ!それって時速に直すと、、、300km/hを越えちゃうってことーー?
日本最速の新幹線『こまち』やフランスの新幹線『TGV』が320km/hだから、そのくらいのスピードの風が吹き荒れることになる。
たとえ瞬間的でも、風速40m/sくらいで木や建物が倒壊しちゃうんだから、風速85m/sの風が吹き荒れたとすると、想像しただけで恐ろしい。

それに、風は空気だから実体がないけど、その風に物が飛ばされたら、当然その風の速度で飛んでくる。それはもう凶器以外の何物でもなくなってしまう。飛ばされやすいものを外に置いておいたら、大変なことになる。
今まで何気なくニュースで聞いていたけど、最近、スーパー台風に発達することも多くあるから、他人事にしてはおけない。心得て備えをしなくてはいけないんだね。

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でも、そもそもなんでそんなにも強い風が吹くんだろう?
テレビとかで芸人さんが強風に向かって進むゲームをやっていて、かなり巨大な扇風機で風を送ってるのを見たことがあるけど、台風の雲の中にそんな扇風機があるわけじゃないし、鉄塔が折れちゃうほどの風を扇風機で作るとすると、メチャメチャ大きなものになっちゃうだろうから(もしあったら話題になりそうだけど、、、)そんな話は聞いたことがない。どこからあの風はやってきたのかなぁ??

台風は低気圧のようだし、高気圧の時にすごい風が吹いてるって話はあまり聞かないから、低気圧が風を吹かせる原因みたいだ。

ではでは、次は低気圧のことを調べてみよう!



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