チョコレートの歴史~コンチェとミルクチョコレートの発明~
機関誌編集委員のYSです!
私はお菓子が大好きです。その中で一番大好きなチョコレートについて調べようと思いました。
1.コンチェの発明
まずコンチェとはチョコレートの製造工程で非常に重要な機械であり、1879年にスイスのロドルフ・リンツさんが発明しました。
実は日本でもよく見かける「リンドール」のチョコレートは、このリンツチョコレートから来ています♪
このコンチェという機械を使い、チョコレートを滑らかにする作業のことを「コンチング」といいます。
2.ミルクチョコレートの開発
みなさんもおそらく一番なじみのある「ミルクチョコレート」はどのように開発され、どの時代から今のミルクチョコレートになったのでしょうか。
まずミルクチョコレートは、1876年にスイスのショコラティエであったのダニエル・ペーターによってはじめて「固形のチョコレート」が発明されました。
そのミルクチョコレートは現代のチョコレートの、基本体ともなっているらしいです。
3.日本初のチョコレート
日本で初めてチョコレートが入ってきたのは江戸時代です。
遊女の貰い品目録に「しょくらあと」(=チョコレート)の記載があったとのこと。
この時代は鎖国政策の下にあり、長崎の出島でのみ対外貿易が行われていました。このことから、オランダ商人からの貰い品であったと考えられています。
その後、チョコレートが日本に伝わったことが公式記録として存在するのは1873年の明治時代です。
岩倉具視らの欧米視察を記録した「特命全権大使米欧回覧実記」に、フランスでチョコレート工場を見学したという記述があるそうです。
大正時代に入り、有名な森永製菓や明治製菓が創業し、本格的にカカオ豆からの一貫作業によるチョコレートの大量生産が始まりました。
ただし、チョコレートは当時はまだまだ高価な贅沢品でした。ここから時を経て、日本のチョコレートの歴史が始まり、さまざまな文化形成と技術革新が進んでいきます。
参考文献