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Il Nome della Luna ―月の名前―

ウェザーニュースの記事から各月の満月に名称がある!ことを知りました。

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(参照画像:ウェザーニュース11月30日記事より)

ハーヴェストムーンは収穫を行う日付によって9月の満月と10月の満月のどちらを指すか、その年によって異なる。9月は Corn Moon(トウモロコシの月)

と思っていたらハーヴェストムーンは秋分に最も近い満月でした・・・
参考URL:https://www.benricho.org/moon/FullMoonNames.html

むむ?
秋分とか天体とかの話に詳しい人がいたな・・・。
つい最近も、こんな記事👇を書いてたぐらいの人が!

であれば、詳しい人に聞いてみよう!スーさーん、スーさーん!


理科スー先生による解説

エクストリームスーパームーン,マイクロムーン,ストロベリームーン,ブルームーンあなたはいくつ分かりましたか?

まず,最近よく聞いた単語は「マイクロムーン」ですね。
マイクロムーンは,満月になった日に月と地球の距離が最も遠いとき,その満月のことを「マイクロムーン」と呼びます。

去年話題にあがった満月としては「ブルームーン」も挙げられますね。
ブルームーンは,春夏秋冬のそれぞれの季節の中で4回満月になるときの3回目の満月のことをブルームーンと呼びます。3ヶ月の中で4回も満月になることが起きるときにブルームーンという呼び方の満月になります。

3ヶ月間の間に4回も満月になるということは,どこか1ヶ月の間に2回満月が起きなければなりません。

アメリカのアマチュア天文学雑誌は,ブルームーンになる満月を「3ヶ月間の中で4回満月がおきるとき,3回目の満月」のことを「1ヶ月間に2回満月が起きるときの2回目」と間違ってしまいました。

今では,「1ヶ月間に2回満月が起きるときの2回目」のことを「ブルームーン」と呼ぶのは誤用と分かっていても使っていることがあり,非常にややこしいですね。

次に聞くのは「ストロベリームーン」ですね。
ストロベリームーンの話をするためには,アメリカの先住民の風習についてお話しなければなりません。


アメリカ先住民の風習

アメリカの先住民の人々は古くから農事や狩猟など季節の変化に合わせて,その時期に昇る満月の名前を決めていました。
また,ヨーロッパからの移民の人たちなどによってどんどん名前が増えていきました。その一部を紹介していきます。


Wolf Moon

真冬の寒くて深い雪の中,村の外で空腹に耐えきれない飢えた狼の群れが遠吠をしている様子をよく聞いていたことから名づけられたと考えられています。
他にはOld MoonやMoon After Yuleなどとも呼ばれています。
日本でいうと睦月に昇る満月のことです。

Snow Moon

最も激しい雪が降る様子から名づけられたと考えられています。
一部の部族では,非常に厳しい気象条件のため,狩猟が困難になり,お腹がすく様子からHunger Moonとも呼ばれています。
日本でいうと如月に昇る満月のことです。

Worm Moon

厳しい降雪も終わり,気温がだんだん上がって凍った地表が解け始めてきます。地表が解けていくとミミズなどの虫が這った跡が見られるようになります。夜になると気温がグッと下がり融けた雪が再び凍り付きます。冬最後の満月と考えられていました。
他にはCrow MoonやCrust Moon,Sap Moon,Lenten Moonなどとも呼ばれています。
日本でいうと弥生に昇る満月のことです。

Pink Moon

春の時期に咲く最も早い花の一つであるシバザクラが野原一面に咲く様子から名づけられたと考えられています。
新しい草が芽吹く様子からSprouting Grass Moon,魚が産卵のため川を上りはじめる様子からFish Moonとも呼ばれています。
ほかにもEgg Moonとも呼ばれています。
日本でいうと卯月に昇る満月のことです。

Flower Moon

Flower Moonの季節になるとほとんどの地域で多くの花が咲くようになる様子から名づけられたと考えられています。
他にもトウモロコシの種蒔きの時期であることからCorn Planting Moonであったり,Milk Moonと呼ばれています。
日本でいうと皐月に昇る満月のことです。

Strawberry Moon

イチゴの収穫の時期であることからStrawberry Moonと名付けられたと考えられています。
他にはRose Moonとも呼ばれています。
日本でいうと水無月に昇る満月のことです。

Buck Moon

雄鹿の角が生え変わる時期から雄鹿を表すBuck Moonと名付けられたと考えられています。また,雷雨が最も頻繁に発生する季節であるからThunder Moonや干し草の取入れを行うことから干し草を表すHay Moonとも呼ばれています。
日本でいうと文月に昇る満月のことです。

Sturgeon Moon

チョウザメ漁が行われた時期であったためチョウザメを表すSturgeon Moonと名付けられたと考えられています。夏の靄のせいで光が散乱し月が赤みがかったように見えることからRed Moonとも呼ばれています。
他にもGreen Corn MoonやGrain Moonとも呼ばれています。
日本でいうと葉月に昇る満月のことです。

Corn Moon

トウモロコシの収穫が行われ,この時期に登る満月の光のおかげで夜遅くまで収穫することができたことからCorn Moonと名付けられたと考えられています。
他にもChuseok Moonとも呼ばれています。
日本でいうと長月に昇る満月のことです。

Hunter’s Moon

長い冬に向け,肉を蓄えておくための狩猟が始まることからHunter’s Moonと名付けられたと考えられています。
他にはGrass MoonやBlood Moonとも呼ばれています。
日本でいうと神無月に昇る満月のことです。

Beaver Moon

沼が凍る前にビーバーを捕らえる罠を仕掛け,暖かい毛皮を入手するための準備に取り掛かる時期であり,ビーバーが冬の準備のためにダムを造り始めるのでBeaver Moonと名付けられたと考えられています。
霜が降り始めることからFrost Moonとも呼ばれています。
日本でいうと霜月に昇る満月のことです。

Cold Moon

寒さが厳しくなり,夜が最も長く,最も暗くなることからCold Moonと名付けられたと考えられています。
他にはLong Night MoonやMoon before Yuleとも呼ばれています。
日本でいうと師走に昇る満月のことです。


いかがでしたか?

12種類の満月の呼び方をご紹介してきました。
1年は12ヶ月なので、毎月何らかの名前で呼ばれる満月が出現するということになりますが、そう考えると、「1ヶ月」とか「1月」のように、時間にも「月」という言葉がそのまま用いられているのは興味深いですね。

今のような時計やカレンダーのなかった時代に思いを馳せてみましょう。
アメリカ先住民の人たちは、月で季節の移ろいを把握していたのかもしれませんね。


満月の写真集

ここ数ヶ月で撮影した満月の写真をご紹介!
どれもキレイに撮れてます😊

👇 2020年11月30日の満月の写真

満月の写真

👇 2020年10月30日の満月(マイクロムーン)の写真

マイクロムーン

👇 2021年1月29日の満月の写真

ウルフムーン


最後に・・・

2月2日、今日は「節分」ですね ♪

節分ポスター

あれ? でも節分って、2月2日だったっけ?

と、思った人はさすがです!
そうなんです。例年の節分は2月3日でしたが、今年の節分は今日2月2日なんです!しかもそれって、もンのすごくレアなことだそうで・・・?

詳しくは、冒頭にも貼ったこの記事👇の中でご紹介してますので、ぜひぜひ本記事と併せてご覧くださいー m(_ _)m


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