数学屋さんの数学小話 初登場
初めまして!正則学園の数学屋さんことHN.つるぎ先生です!
ここでは授業ではあまり触れられない「数学史」について話していきたいと思います。
~数学史とは~
みなさんは「数学史」をご存じですか?わかりやすく言うと「数学の歴史」なのですが、教科書にも載ってないし、学校でも習わないので、数学がどのように発展してきたのか、あまりイメージが沸かないのではと思います。
そこでですが、わたくしが
今回は「数学ができる前の話」について話していきますので、カフェオレとマルチビタミンを片手にお付き合いください。わたくしの毎朝のルーティン☕覚えておいてください!まだまだ正則学園には多くのキャラクター先生達がいますので(笑) ではLet’s Start💨
~数学ができる前の話~
「数学ができる前」つまり「数学が学問になる前」も数字や計算、図形の見方などは人々の経験をもとに出来ていました。例えば、紀元前3000年頃からある「古代エジプト」では、「エジプトひも」と呼ばれるものがありました。
ひもで輪っかを作り、12等分している点にしるしを付けると、上のような「正三角形」「直角三角形」「正方形」が作れてしまうという優れものです。特に直角三角形では中学校でよく登場した「3:4:5」の直角三角形が作れますね。
このような物が身近にあったことから、図形や長さの比を経験的に知っていた古代エジプト人だからこそ正四角錐に限りなく近い「ピラミッド」ができたのでしょう。
しかし、まだ「数学」ではありません、なぜならばエジプトひもやピラミッドの作成は経験からできたもので、まだそこには「なぜ?」が無いからです。
~自然哲学の誕生~
紀元前500年頃、人々が身近にある出来事や物に対して「なぜ?」と思ったことによって生まれたのが「自然哲学」です。この自然哲学では、中学校で習った「三平方の定理」別名「ピタゴラスの定理」も誕生しました。
これで数学について「なぜ?」が生まれたので、「数学という学問」が誕生した!と言いたいところですが、まだこの時点では「直角三角形について」という限られた分野でしか「なぜ?」が生まれなかったので、自然哲学の一部でしかなかったそうです。
次回、いよいよ我らが「数学」が誕生します!数学が好きな人も、数学に少しでも興味が沸いた人も、また見てくださいね!
Let's call it a day!