とある教師の独り狂言(モノローグ)~車内アナウンスから英語を学んでみよう~
私は、正則学園高校に勤める英語科教員のmakki(マッキー)という者である。
私の独り言も49作目を迎えた。
思えば遠くまで来たものだ。
どこまでいけるのかはわからないが、行けるところまで行ってみようと思う。
(何言ってるのこの人(笑))
さて、今回は。
ルルッルッルールルールルールールー ルールールールー♪
ルルッルッルールルールルールールー ルールールールー♪
「東京の車窓から 第2弾 ~車内アナウンスから学ぶ英語~」。
そうだった、私は「英語科教員」なのだ。
少しは英語の話もしないと…。
最近、ニュースで「東京の人口が減っている」という話を聞いた。コロナ禍で外国人さんが減っているからという理由ではないか、などという分析を報道していたが、ともあれ日本語が話せない方のために車内アナウンスが日本語と同時に英語で流れることもあるのはご存知かと思う。
さて、その車内アナウンスの中でとてもよく使われるイディオム(熟語)を一つ、ご紹介しようかと思う。
それは
~ bound for 〇〇.
意味はご存知だろうか。
「〇〇行き」という意味である。
「ん?〇〇まで跳ねていくのか?」
…いや、違う。
「バウンド」とあるが、跳ねているわけではない。
このbound、動詞だが形は「過去分詞」で、原形は「bind」。
よく使われるカタカナ語だと、類語は「バインダー」の方だ。
bindは「縛る」という動詞で、boundだとニュアンスとしては「縛られている」という感じだろうか。
つまり、
「〇〇に向かって(for)縛られている(bound)」
ので、「〇〇行き」、というわけである。
普段電車をお使いの方は、ぜひこの「bound for」を車内アナウンスから聞き取って頂いて、makkiのくだらない話が頭の片隅にでも浮かんでもらえば私としては嬉しい限りである。