花火
『夏は夜。月のころはさらなり。(枕草子)』
花火など夜空に咲けば、なほさらなり。
夏になると、花火大会を楽しみにしている人も多く居るでしょう。
夏の夜空に打ち上げられる花火を見ながら飲むのを楽しみにしている人
浴衣を着て花火大会に行くのを楽しみにしている人
花火大会の出店を楽しみにしている人
夏の花火大会は多くの人を楽しませてくれますね。
打ち上げ花火も、土星やニコマークやハートマークなど様々な面白い形をした型物花火も珍しくなくなりました。
また、花火大会の会場によっては、マイクで紹介するだけではなく、音楽を流す花火大会もあります。
私(Tna)は幼少の頃、毎年夏休みになると、新潟県長岡市に住む親戚宅で打ち上げ花火を見ていたので、今でも素朴な打ち上げ花火が好きです。
静かな田んぼの上の夜空に、円形の花火が開く様が好きです。
花火が爆音とともに大きく咲いて、花火の雫が落ちて、辺りが静まりかえると、虫の声が聞こえて、次の花火が打ち上がるのを楽しみに待ちます。
そんな打ち上げ花火が好きでした。
そんな私(Tna)が東京近辺で見た花火大会の中で、良かったと思う花火大会があります。
意外に思われるかも知れませんが、湘南の片瀬海岸で見た打ち上げ花火です。
その時は平日でしたので、左程混雑していませんでした。
灼熱の砂浜も夜になると優しい暖かさになり、寝そべると気持ち良かったです。
広い海の上に、花火が爆音とともに大きく咲いて、花火の雫が落ちて、海岸が静まりかえると、波の音が聞こえて、次の花火が打ち上がるのを待ちます。
写真は有りません。
当時は携帯電話にカメラ機能もメール機能も有りませんでした。
そもそも、私(Tna)も多くの人も携帯電話を持っていませんでした。
写真は残っていませんが、コパトーンの匂いが漂う暖かい砂浜の上で寝そべりながら見た花火を覚えています。
花火と花火の合間に聞こえた波の音も、今でも記憶の中に残っています。
夏は夜。夜空に花火が咲けばさらなり。
Thank You