見出し画像

月が落ちて来ちゃう!

 エクストラスーパームーン,ストロベリームーン,ブルームーン,マイクロムーン・・・同じ満月を指す言葉でも、多くの呼び方がつけられています。(全部分かった人は,(・∀・)イイネ!!)

 同じ満月にもいろいろな種類の名前を付けたくなっちゃうぐらい,月は私たちにとって身近なものですね。

 そんな身近な「月」の存在によって,判明したことがいくつもあります。今日はその中の一つをご紹介してみましょう。

画像1

リンゴは熟れると木から落ちるのに,なぜ月は落ちてこないのだろう?

画像2

 イギリスの青年ニュートンは,庭にあるリンゴの木から,一つのリンゴが落ちてくる様子をたまたま目にした。
 普通の人ならば,「あぁ,リンゴが落ちてきたか。収穫しないとなぁ。」で終わるところである。

  しかしニュートンは,

「リンゴが木から落ちてきたな。ムムム (。-`ω´-)」

と,なってしまった。そして、

リンゴは木から落ちるのに,なんで月って落ちてこないんだろうなぁ?

などと考え始めてしまった。

 このように,身の回りにある不思議について深く考えずにはいられないタチのニュートンは,その後もこの件について考え続け,25歳のとき,ついに「万有引力の法則」を発見した。

 と,言われていますが,実はこれも俗説の一つに過ぎないんですね。

 実際には,リンゴが落ちてくるのを見る前から,既に考えていたのかもしません。しかし少なくとも,「月」という天体について考え,「万有引力の法則」を見つけたのは確実だといわれています。

 身近な自然現象から,新たな法則を見つけ出す。これぞ自然科学!


なんで月って落ちてこないんだろうなぁ?


月がぶつかる

 ニュートンは,「万有引力の法則」を考えるきっかけとして,「なんで月って落ちてこないんだろうなぁ」と考えました。


 ということで、ここからは実際に月を地球に落としてみよう!(えっ?


 地球と月の距離は 38,440,000 m
 月の質量は 73,600,000,000,000,000,000,000 kg
 月の半径は 34,74,200 m
 地球の質量は 5,972,000,000,000,000,000,000,000 kg

 なので・・・

計算中φ(..)

計算中計算中φ(..)

教師計算中φ(..)


 計算結果がでました!


 もし月が地球に向かって落ち始めたとすると,それから4時間42分56秒後には,月が地球に衝突することになります!

 月が落ちてきたことによる破壊力(エネルギー)は190,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000 Jにもなり,これはかつて恐竜を滅ぼした(と思われている)隕石の3,033,000,000,000倍にもなる!


 ( ´・д・) ン?数字が大きすぎてよく分からない・・・


 つまり,こういうことなんだそうです。

 月との衝突によって,地球の100%が溶けてしまうそうです。人類どころか,動植物含め,ほとんど全て絶滅しちゃうレベルですね・・・

 そして,月が落ちてきたことで生じるクレーターの大きさは,直径46,500kmにもなる。

 ・・・って、いやいやいや💦
 地球の直径は12,742kmしかないですよ????💦💦💦


 てなことで,仮に月が隕石として落ちてくるとしたら,規格外な数字がさっきから何度も出てくるよぉ(((@д@_)))


 ・・・とはいえ,月が地球に落ちてくることはもちろんないですし,地球が100%溶けてしまうような隕石がすぐに落ちてくることはありません。

 あくまでも思考実験の中の出来事になります。


 さてさて。

 日本では,立待月や寝待月,十六夜や弓張月,暁月や宵月など,様々な名前の付け方で月を表現してきました。
 そんな私たちにとって身近な月だからこそ,一方では文学的表現にも使われ,他方では自然科学の解明にも一役買っているわけですね。


月、落としますか?

さーて,そろそろ本記事もシメとしたいと思うのですが,どうシメたものかな?


あ!

「月」を「落とす」といえば,「月見うどん」ですね!💡

すっかり寒くなりまして,アツアツのお鍋が恋しい今日この頃ですが,皆さんはお鍋のシメはうどん派ですか?
それとも、雑炊派??
え、まさかうどんより蕎麦派!?💦
うー・・・どんよりするわー  ( ^∀^)σ ゲラゲラ

まーいずれにしても、なぜかお鍋って、「」(たまご)を落としシメがちですよね(!)

落としただけに「オチ」までついて。
お後がよろしいようですので、以上をもちまして本記事もシメとさせていただきます。本当にありがとうございました m(_ _)m