地球照 ~地球が照らす月~
地球照という言葉を聞いたことがありますか?
月を眺めたときに,月の輝いていない部分がうっすら見える現象がたまにあります。この月の輝いていない部分がうっすら見える現象こそが地球照です。
今日は地球照について紹介していきます。
地球照
先ほど紹介したとおり,地球照は月の輝いていない部分がうっすら見える現象です。
月は主に太陽の光を反射して輝いているわけですが,地球照はどんな光を反射して光っているのでしょうか。
そうです!
なんと!
地球照は!
地球の光を反射して光っていたんです!
地球照は太陽の光を地球が反射した光に照らされた月なのです!
地球は青かったという言葉は有名ですが,宇宙から青く見える,青く輝いているように見えるぐらい地球での太陽光の反射は強い光になっています。
つまり,地球照とは,太陽→地球→月→地球と反射していった光の観測が地球照になります。
実は
実は9月10日(金)は,新月から3日目の三日月でこの地球照の観測が行いやすい日付でした。
しかも,宵の明星が月と非常に近い位置に見えるため,絶好の天体観測日和だったのです!
だったのです・・・
そう,天候にさえ恵まれれば。
秋雨前線の影響で雲や雨が多かった9月上旬。9月1日から9日までの日照時間は異例の6時間半。
そんな状況の中迎えた9月10日。
案の定雲に阻まれ,地球照どころか月も金星すらも観測することができず・・・
この無念は次の天体観測で晴らして見せようぞ!
Never give up!
最近,月の話しか書いていない気がするなぁ( 一一)