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note de フランス語 ~主語人称代名詞編~

Bonjour, c'est ABC. Comment allez-vous ?
(こんにちは、ABCです。ごきげんいかがですか。)

気が向いたときに不定期にお送りしている初級フランス語講座みたいなもの、本日はその第5弾をお送りします。

ちなみに今までの記事はコチラ 👇

さて、本日のテーマは・・・

主語人称代名詞」です!

本当は「基本的な動詞の活用」について書こうと思っていたのですが、その前段階に当たる「人称代名詞」の話だけでそこそこの分量になってきたので、まぁ今回はそれでいいかなというw

ところで、「動詞の活用」というと、「古文単語」を思い出す人もいるかも知れませんね。しかしあれは、「笑はず」、「笑ひて」、「笑ふ」「笑ふとき」「笑へども」「笑へ」のような、文中での用い方に応じた動詞の変化でしたよね。

そうではなくて、フランス語で言う動詞の活用とは、主に主語が誰なのかに応じた変化です(時制や文法上の法によっても変わりますが、今回は扱いません)。

まずは主語の種類について見てみましょう。

いきなり出ましたよ、「主語人称代名詞」!
ていうか、そういう言い方(文法用語)されるから、文法ってイヤになっちゃうんですよね。うんうん、わかりますよ。

しかしまぁ、初めからそうイヤがらずに、ちょっと向き合ってみましょう。
主語人称代名詞とは、簡単に言うと、「主語として用いられる代名詞」ってことです。その後には動詞が続くわけですが、要するにその動作をする人ってことですよね。

日本語でいうと、「私は」、「君は」、「彼は」、みたいなことです。

このとき、「私」とは自分自身のことであり、他の誰の話でもないので「一人称」、「君」というからには、「私」以外に「相手」がいるってことで「二人称」、「彼」は「私」でも「君」でもない第三者なので、「三人称」というわけです。

👆には各人称の「単数形」だけについて書きましたが、もちろん、「私たち」、「君たち」、「彼ら」といった「複数形」の人称代名詞もありますよね。そこで、先程の表を「意味で」まとめ直してみると、以下のようになります。

このとき、注目したいのが「vous」です。
s'ilスィル vous plaîtプレ(ください・お願いします)の vous ですよね(ただしこの場合の vous は主語ではなく間接目的語)。

👆の表では、意味が「あなたは・あなた方は・君らは」とあります。
もう一つ上の表にもある通り、vous は二人称複数もしくは丁寧な二人称単数を表す代名詞です。

もっと言うと、「あなたは」と「てめぇらは」は、同じ言い方ということですね。逆に言うと、二人称単数形の tu には丁寧な意味合いはないよということなので、例えば s'ilスィル teトゥ plaîtプレといった場合は、「お願いします」というよりは「ちょうだい」みたいな感じだと思えばよさそうですかね(te は tu の目的語形)。

さてさて。
人称代名詞についてはこんなところで良いのではないでしょうか。
あとは動詞をこれらの主語に合った形に活用していけばOKということなのですが、動詞の活用の仕方にはある程度のパターンがあります

その最も基本的なパターンが、「第一群規則動詞」(erウ・エール動詞)の活用なのですが、長くなりそうなのでその話はまた次回!

次があれば次も是非お付き合いくださいね。

それでは Au revoir~🖐