#芸術の秋 ~私事ですが、この度~
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#芸術の秋 ~私事ですが、この度~

ごきげんよう。

正則学園芸術科書道教員の教員Hです。

noteで「”#芸術の秋”を付けて投稿しよう」というのを見かけたので、私事ですが記事を書きました。今日はいつものテンションは抑えて書こうかなと思います。


芸術家の仕事

私も教員ではありますが、書家としても活動しています。過去の記事でも何度か話をさせていただきましたが、書家の中でも篆刻家(てんこくか)というものです。

篆刻というのは、篆書という漢字の古い書体を石や木に彫って、いわゆるハンコを作ることをいいます。

篆刻

↑前にも使った画像ですが、過去の私の作品です↑


書家の活動というと、書道教室を開いたり、看板や命名書を書いたり、個展を開いたり、テレビで美文字を語ったり、というものを想像するでしょうか?(確かにそういう人もたくさんいます。)

私の書家(篆刻家)としての活動は、公募展に出品して賞を狙ったり、所属している会の展覧会で作品を展示することです。そして時々、作品が売れたり、注文されたりして、材料費+αのお代をいただくことがあります。

まだまだ会の末席を汚すような技量なので、個展や書道教室なんて恐れ多いですが、何十年かしてそれを認めてもらえるようになったら挑戦してみたいなぁと漠然と思っております。

公募展に出品して賞を狙うのは、今の技量を多くの先生方に見てもらうことでもありますし、賞が取れれば今後の作品にも箔が付くかなと思って取り組んでいます。

毎年5,6回、学校の仕事をしながら作品締切に追われるのは正直しんどい時もありますが、他の先生方も教員だったり会社勤めしながら作品制作しているという方が多いので、一人だけ弱音を吐くわけにはいきません。今後も精進していきます。


この度、、、

さて、この記事を書いている理由なんですが。

その公募展のお話です。


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この度、教員Hは「第8回 日本美術展覧会(通称:日展)」の第五科・書において入選を果たすことができました。3年ぶり2回目です。

書道界の公募展では最高位の展覧会で、入選率は出品者全体の1割ほど

各会派の有名な先生でも必ず入選できるわけではないので、本当に狭き門です。

1年間磨いてきた技術を発表して戦う場なので、入選するとめちゃくちゃ嬉しいですし、落選すると全てを否定されたような、内臓をえぐり取られるような、複雑な思いで締め付けられます。

初入選してから2年落選が続き、このままでは一発屋で終わってしまうぞという変なプレッシャーもあったので、今回は喜びよりもホッとした気分です。大学の同級生や後輩には毎年連続入選している上手い人もいるので、落ち着いている場合ではありませんが……。

正則学園の先生方には、私のこの篆刻家活動についてご理解いただいております。本当にありがたいことです。学園のためにも、今後も良い作品を作り続けていきます。ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

日展は10/29(金)から11/21(日)まで六本木の国立新美術館で開催中です。※火曜日は休館日です。

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入選作「此心安處是吾郷」(蘇東坡の句)7.5cm角


芸術の秋ということで

正則学園の今年の芸術鑑賞会は中止になりました。けっこう楽しみにしていた生徒がいるようで、授業でその話をすると小さく「えー」という声が漏れ聞こえてきました。

生徒には積極的に芸術に触れてほしいと常々思います。これも前に記事を書きましたが、感動の大小関係なく、鑑賞して何かを感じ取ってほしいですね。

マンガとかアニメばっかり見ていると、大人は「またそんなのばっかり見て!」とプリプリしますが、マンガもアニメも立派な芸術品だと私は思っています。作品の面白さもそうですが、作画やアニメの音楽など、ちょっと視線を変えるだけでものすごい情報量ですからね。うわっ、こんな工夫があったんだ!なんていう発見ができたらすごいことです。

正則学園のメディアセンター(図書室兼パソコンルーム)には漫画が置かれています。生徒達には昼休みや放課後にどんどん読んでもらいたいです。

「#読書の秋」にも参加してみようかな、マンガの話で。

芸術の秋ですから、ぜひ展覧会に行ってください!という記事ではありません。ぜひ身の回りの芸術品に気付いて、小さな発見に「おー」となってください。

以上、教員Hからの秋の過ごし方のご提案でした。



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東京都千代田区神田の男子校、正則学園高等学校です。 2021年10月16日で創立125年を迎えた伝統校ですが、どんどん新しくて面白いことにチャレンジしています。