千代田区の取材を受けてきた?! 男子校教員と男子高校生が考える、これからの「男らしさ」
「男なんだから〇〇しろ」「男なら〇〇でしょ」
「女なんだから〇〇しろ」「女なら〇〇でしょ」
なんていう考え方は今も社会には蔓延っていると思います。
色や髪型、職業や服装などなど...
一般的には「ジェンダー」問題として位置づけられています。
これは本当に、難しい問題ですよね。
どうも、正則学園高校英語科教員のSNです。(Not磁石)
1.ジェンダーとは?
ジェンダー(Gender):
ジェンダーとは、男性・女性であることに基づき定められた社会的属性や機会、女性と男性、女児と男児の間における関係性、さらに女性間、男性間における相互関係を意味します。こういった社会的属性や機会、関係性は社会的に構築され、社会化される過程(socialization process)において学習されるものです。これらは時代や背景に特有であり、変化しうるものです。
また、ジェンダーは一定の背景において女性・または男性として期待され、許容され、評価されることを決定します。殆どの社会では、課せられる責任や負うべき活動、資金・資源へのアクセスと支配、意思決定の機会において、女性と男性の間に違いや不平等が存在します。ジェンダーはより広範な社会・文化的背景の一部でもあります。社会・文化を分析する上で(ジェンダー以外の)他の重要な基準として、階級や人種、貧困レベル、民族や年齢などがあります。
「男性らしい(マスキュリン)」や「女性らしい(フェミニン)」はジェンダーのカテゴリーです。(参照元:https://japan.unwomen.org/ja/news-and-events/news/2018/9/definition-gender)
簡潔に言えば、「社会的な性」です。
「生物学的な性」"sex"とはまた違う意味で用いられています。
正則学園高校では今年より、「ジェンダー」に関する教育を取り入れ始めました。
ジェンダー内のカテゴリーは様々ですが、本学園では初歩的な段階として、「男らしさ」「女らしさ」に焦点を当てています。
「男らしさ」「女らしさ」ということはつまり、
「ある夫婦がいて、1人はトラックの運転手、もう1人は保育士をしている。」
と聞いた際に、ほとんどの人は「トラックの運転手=男」「保育士=女」と考えることです。
「ある夫婦がいて、1人は仕事をしに行き、もう1人は家事や育児をしている。」
と聞いた際に、ほとんどの人は「仕事に行く=男」「家事や育児=女」と考えることです。
誤っているともいえませんが、こういうことがいわゆるジェンダーにおける我々の固定概念のうちの1つなのです。
2.本学園の今年の取組
今年の活動内容としましては、第1弾として本学園2年生を対象とした、大妻女子大学の教授である田中東子先生による「日常生活から考えるジェンダー平等」のオンライン講義です。
第2弾としましては、本校教員による「トイレから考える男と女~(未来の)彼女を守れますか~」という特別授業をSG探究Academy枠で行いました。
また、千代田区のパープルリボンプロジェクトの広報にも協力させていただきました!
3.千代田区男女共同参画センターMIWから取材?!
そんなこんなで、
千代田区男女共同参画センターMIW様とのご縁もあり、今回、
MIWの情報誌に載せる座談会の取材の依頼をいただきました!
いやー、初めて依頼を受けた時は本当にびっくりしました。
まさかこんなことになるなんて!と。笑
内容としては、田中東子先生と本学園教員(私)、生徒(代表1名)の対談形式による「問い直される「男らしさ」」でした。
・双方の学校(男子高校・女子大学)での取組や我々自身の経験談や意見
・またそれを聞いたうえでの高校生の感想や意見
・以前に本学園対象として行っていただいたオンライン講義の生徒たちのアンケート結果
をもとに対談させていただきました!
これらの具体的な内容に関しましては、MIW通信の3月号に搭載される予定です!ぜひ、ご覧になっていただきたいと思います!
でも本当に、学校として取り入れていきたいというタイミングで、このような貴重な依頼をいただき、感謝しております。
今後も、MIW様のご協力もいただけるということですので、私SNがジェンダー教育について積極的に取り上げていきたいと思っております。
以上、報告でした!!
3?? ってことは次は2?? なんだろう....